2013-09-26 ■ 詩 『断章』夢が始まっている感動が、脳梁を蝕んでいる脳梁に花が咲いている感動だ 砂を食べて生きる女が ホテルの入り口に立っている透明な針に喉を食い破られる神秘体験が待っている沈黙する身体の、どこに口笛が鳴るだろうそれは燐光を放つUFOの、殲滅的交響曲!渡り鳥が重く膨らんだ歌を運んでいる そっと朝に目覚めが降ってくる厚い空は、支えを失って倒れる